AIが選ぶロボット歴代ランキング

1位:「鉄腕アトム」(1963年)

歴史的評価

機械仕掛けのロボットを「心優しい科学の子」として愛すべき存在に変えた点で、アトムの功績は大きい。

原作

原作は、手塚治虫(おさむ)氏のSFマンガ。1951年、手塚さんが23歳の時、月刊誌「少年」に「アトム天使」の題名で発表。1968年まで連載された。

少年ロボットが21世紀の宇宙を舞台に正義の味方として活躍する。アトムは当初は脇役だったが、翌年から主人公となった。

アニメ化

1963年1月に本格的な国産テレビアニメの第1号として放映が開始された。4年間で約200本が放映された。

マンガ映画ブームの火付け役となり、類似作品が次々と生まれた。1966年末まで続いた。

視聴率は時に40%を超えた。全国の子どもは放送日を待ちわび、科学や宇宙時代に夢をはせた。

アニメブームを巻き起こした

鉄腕アトムの国民的人気は、1960年代の第1次アニメブームをもたらした。

おもちゃ

おもちゃなど関連商品のマーチャンダイジングのパイオニアにもなった。

海外でも人気

アメリカでは、地上波NBCで「アストロ・ボーイ」と改題して放送された。

他の国にも輸出され世界二十数カ国で放映。世界的な人気番組になった。

主題歌

主題歌「鉄腕アトム」(作詞・谷川俊太郎、作曲・高井達雄)も大ヒット。行進曲風のテーマソングだった。

最初から海外進出を狙っていた手塚さんは、「外国で通用する曲を」と高井氏に注文をつけた。

キャラ・特徴

アトムは目がぱっちりした美少年、力持ちで、優しくて、頭がよくて、正義漢。未来を切り開く進歩主義的な躍動感に満ちている。

能力

「7つの威力」

鉄腕アトムの魅力は以下の「7つの威力」だった。子どもたちの夢と空想を誘った。

  • 空を飛ぶジェット推進機
  • 10万馬力の原子力モーター
  • 1000倍も聞こえる耳
  • 暗がりでも見えるサーチライトの目
  • パンツに隠れたマシンガン
  • 人工声帯
  • 多言語を理解する電子頭脳

物語の設定

手塚治虫の当初の設定によると、1980年ごろに米国のワークッチャー博士がロボットを発明。それを日本の猿間根博士が改良し、人工皮膚やマイコンなど革新的な発明を経て2003年にアトムは誕生する。

物語の始まり

2002年の交通戦争。わが子を失った科学省長官の天馬博士が、その身代わりとして少年ロボットを製作する。日本中の科学力を総結集したロボットが動き出す日がやってきた。

「ジャジャジャジャーン」。ベートーベンの第五交響曲「運命」が流れ、博士がスイッチを次々と押す。一瞬、人間の体に血液が流れるようにロボットに電流が流れる。アニメ史上に残る鮮烈なシーンだ。

ベッドに横たわったアトムの瞼(まぶた)がゆっくり開き、腕を動かす。まるで幼児の目覚めのよう。起き上がったアトムが、転びながらトボトボと歩き、天馬博士の腕に抱かれる。「お、とうさん」。

手塚治虫氏の思い

手塚さんは肥大した「科学万能、正義の味方」のイメージに不満も抱いていた。生前、ロボット学会誌の対談で、アトムをつくり出した背景について、こんなことを言っている。「人間の業みたいな気がするんですよね。自分と同じことをやるものをつくりたい、という欲望は」

死去

手塚さんは1989年2月9日に亡くなった。享年60歳。死因は胃がん。医学博士らしい科学の目で時代をとらえながら、底には常に豊かなヒューマニズムが流れていた。

動画

<第1話>



2位:「バトルフィーバーロボ」(1979年)~AIレフェリーのイチオシ

バトルフィーバーロボは、AIレフェリーのイチオシです。1979年の「バトルフィーバーJ」に登場しました。戦隊シリーズのロボット(通称:戦隊ロボ)の元祖です。戦隊シリーズ開始は1975年。「バトルフィーバーJ」はシリーズ第3作目。初代戦隊の「ゴレンジャー」と、2作目の「ジャッカー電撃隊」には巨大ロボットが登場しませんでした。

<バトルフィーバーロボの概要>
モチーフ 武将
コスプレ 鎧(よろい)
開発者 倉間鉄山(将軍)
動力 水素エンジン
登場方法 「戦艦バトルシャーク」から出てくる
特徴 世界で最も軽く強度がある「ISO合金」で全身が覆われている
能力 両足にあるジェットの推進により、マッハ10のスピードで飛行できる。
また、空中で静止した戦闘を行える。
武器 バトルシャークから射出される数々の武器
戦闘相手 悪魔ロボット
必殺技 ・クロスフィーバー
・電光剣唐竹割り

スーパー戦隊とロボットの関係

5人前後のヒーローが怪人と戦う実写・特撮の「戦隊もの」には、巨大ロボットが必ず登場する。

巨大ロボや合体ロボは、スーパー戦隊の戦いのクライマックスシーンを盛り上げてきた。

「超合金」という名称で男の子のおもちゃの代表として、子供たちを熱くさせてきたヒーローだ。

放送終盤、巨大化した敵の怪人と一戦交えるのはお約束であり、玩具でも一番の人気だ。

「サンバルカン」で初めて合体ロボ

1981年の「太陽戦隊サンバルカン」では、初めて合体ロボが採用された。

メンバーが操縦する車や飛行機などのメカが変形して組み合わさり、人型に変わる仕掛けだ。

シリーズのてこ入れに、アニメで子どもに人気だった巨大ロボが導入された。

合体ロボは技術的に難しかったという。サンバルカンはメカ2機での合体にとどまった。メンバーそれぞれにメカを割り当てた5機での合体は、6年後の「光戦隊マスクマン」でやっと実現した。

1986年の「超新星フラッシュマン」から複数のロボが登場した。複数のロボが合体し、さらに巨大化する展開も定番になった。

伝統の特撮技術、CGに負けない

巨大ロボの戦闘シーンの迫力を支えるのが特撮技術だ。1990年代後半ごろからコンピューター・グラフィックス(CG)技術が入ってきた。だが、特撮にしか出せない臨場感や迫力があるという。

スーパー戦隊シリーズのロボットの歴史

戦隊名 出来事
秘密戦隊ゴレンジャー シリーズ開始
バトルフィーバーJ 巨大ロボ登場
太陽戦隊サンバルカン 合体ロボ登場
大戦隊ゴーグルファイブ 3機合体ロボ
11 光戦隊マスクマン 5機合体ロボ
12 超獣戦隊ライブマン 1号、2号ロボが合体
16 恐竜戦隊ジュウレンジャー 恐竜がモチーフ
27 爆竜戦隊アバレンジャー 多彩な武装パーツ
33 侍戦隊シンケンジャー 時代劇風のロボ
35 海賊戦隊ゴーカイジャー 作品中に歴代のロボットが登場

動画

<必殺技>



3位:マジンガーZ(1972年)

「巨大ロボットアニメ」の元祖。1972年に登場。永井豪による。ロボット漫画、アニメにおけるエポックメーキングな作品となった。続編は「グレートマジンガー」

一体型の先駆け

実写ヒーロー全盛の時代に「ロボットアニメーション」というジャンルを打ち立てた。

「巨大ロボットと一緒になって戦いたい」。そんな夢を漫画の世界でかなえてくれた。

主人公の兜甲児少年は、ホーバーパイルダーと呼ばれる操縦室に乗り込み、マジンガーZの頭部とドッキング。

自分の手足のように操縦して敵と戦った。この作品以降、巨大ロボット漫画やアニメは、人とロボットの一体型が主流になる。

もしマジンガーZが存在しなければ「機動戦士ガンダム」や「新世紀エヴァンゲリオン」などは生まれなかったかもしれない。

後の作品に影響を与えた点で、マジンガーZの果たした役割は大きい。

専門家の評価

五十嵐浩司氏(ロボット研究者)

著書『ロボットアニメビジネス進化論』(光文社新書)において「アトムやエイトマンは自らの意思を持って行動し、鉄人28号は操縦機の命ずるまま、善にも悪にもなる。マジンガーZには操縦者が必要という点では鉄人28号と一緒だが、搭乗用のメカニックで操縦するというシステムが新鮮だった」と書いている。また「『超合金Z』でボディを包み、『光子力エネルギー』で動くという科学的なイメージ。さらにボディに様々な武器を内蔵していることも大きな魅力だった」という。

海外での人気

1970年代に「Mazinger Z」として英語版が放送されたり、スペイン語圏経由で北米に逆輸入され、ロボットアニメファンの間でカルト的人気がある。アメリカでは「Shogun Warriors」という玩具展開(マテル社)でも登場。巨大ロボットのイメージを広める役割を果たした。

動画

<オープニング曲>



4位:「機動戦士ガンダム」(1979年)

悪の侵略者を、正義のヒーローが迎え撃つ、というそれまでの巨大ロボットアニメとは明らかに一線を画していた。アニメ視聴者の年齢層を大きく引き上げた作品でもあった。

戦う理由を描いた

第1話では、物語の世界を説明した上で、主人公アムロがガンダムに乗って戦わざるを得なくなり、必死で敵を倒すまでを見せて、彼の戦う動機と成長ドラマがきちっと描かれていた。

ガンダムのロボットの特徴
  • ロボット(ここではモビルスーツ)は単なる戦闘兵器でしかない
  • ジオン軍も地球連邦軍もお互いにモビルスーツという基本的には同じロボットを操縦し戦う
  • モビルスーツの性能より操縦する者の腕が勝敗を分ける
ガンプラブーム

モビルスーツと呼ばれるロボットなど、全八十六種類あるキャラクターを商品化したプラモデルが人気を集めた。

ガンダムのプラモデル、略して“ガンプラ”は、それまでの超合金にはない精巧さと144分の1などの統一スケールを導入、わき役のモビルスーツも続々と商品化され大人向けホビーとしても認知された。入荷日には大手百貨店が広告を入れ、模型店には行列ができるなど社会現象にまでなった。

一つのアニメ作品でこれほどの種類のロボットキャラクターが登場し、その大半がプラモデルとして販売されたアニメは後にも先にもこのガンダムだけであろう。

映画化

テレビ初放送時(1979年4月~1980年1月)は低視聴率にあえいだが、直後の再放送の高視聴率などを受けてテレビシリーズを再編集し、新作カットを加えた3部作「機動戦士ガンダム」(1981年3月)、「同2哀・戦士編」(1981年7月)、「同3めぐりあい宇宙編」(1982年3月)が次々と劇場公開(松竹系)され大ヒット。

物語の設定・内容

時代は近未来。増え過ぎた人類は、その生活の場を地球から宇宙へと移した。そこにスペースコロニーという生活空間を造り上げた。人々はそこで生まれ、生活し、そして死んでいった。

地球から最も離れたスペースコロニー・サイド3は「ジオン公国」と名乗り、地球連邦政府に対し独立戦争を起こした。戦火に襲われた少年、アムロ・レイは地球連邦軍の試作モビルスーツ、ガンダムに偶然乗り込み、ジオン軍との闘いに巻き込まれていく。心の課題を抱えたアムロら少年たちの成長していく姿が、リアルな戦争の描写とともに描かれている。

海外での人気

2001年にケーブルテレビ専門局カートゥーン・ネットワークのアニメ枠(Toonami)で『ガンダム・ウィング』が放送されたことを契機に、北米で一気に知名度を得た。ガンダムフランチャイズ全体が「日本発ロボットアニメ」の代表格として定着しており、プラモデルも人気だ。

動画

<第1話>



5位:「ドラえもん」(1970年)

漫画「ドラえもん」は小学館の「小学一年生」など雑誌6誌の1970年1月号で一斉に連載が始まった。作者は藤子・F・不二雄さん(1996年死去)。関連本を含む単行本の累計発行部数は2億冊を超え、海外でも人気となった。1979年にテレビ朝日系で始まったアニメは今も続いた。映画も1980年から毎年の恒例に。まさに時代と国境を超えた作品だ。

未来から来たネコ型ロボットドラえもんが、タイムマシンなど不思議な「ひみつ道具」で、怠け者の少年のび太を救う。誰もが知るこのあらすじは、実は作者自身の体験から生み出された。作品の連載は題名も主人公も決まらないまま、開始だけが大きく予告されていた。締め切りが迫る中、アイデアを考える機械や、時間を戻す便利な道具が欲しいと願い、思い付いたという。

動画

<オープニング(1979年~1981年)>



6位:「ジャイアントロボ」(1967年)

種類

テレビ実写

放送時期

1967年10月~1968年4月

話数

全26話

原作

横山光輝

製作

東映

説明

世界征服をたくらむギロチン帝王率いるBF団がつくった超兵器ジャイアントロボ。

偶然、その操縦者になった草間大作はBF団と戦うユニコーンの一員となる。

ユニコーンの隊員「草間大作」少年が操縦する。

腕時計型の操縦機を使い、言葉でジャイアントロボを動かす。

ネタバレ

ロボの電子頭脳に大作の声が登録されている。ほかの人間の命令はきかない。最終回では大作の制止さえ振り切って飛び立つ。
ギロチン帝王を捕まえたまま、いん石のようなものにぶつかり、爆発してしまう。

動画



7位:「鉄人28号」(漫画1956年、アニメ1963年)

高度経済成長期の子供たちを夢中にさせた巨大ロボットヒーロー。「マジンガーZ」「機動戦士ガンダム」など巨大ロボットヒーローの元祖だ。「バビル2世」「仮面の忍者赤影」「魔法使いサリー」などを生み出した漫画家の横山光輝氏の作品。

歴史的評価

巨大ロボット漫画の先駆け。「鉄腕アトム」と同じ雑誌「少年」に1956年から1966年まで連載された。少年探偵が、鉄人をリモコン操作しながら、悪に立ち向かうというストーリーだ。

1960年に実写ドラマ化。1963年にテレビアニメの放映が始まった。リモコンを操縦する金田正太郎少年の意のままに空を飛び、地を走り、暴れ回る鉄人。その勇姿に、子どもたちは心を躍らせた。1980年にも再びアニメ化された。

海外での人気

アメリカでは「Gigantor」というタイトルで1960年代に放送された。これは日本アニメの米国輸出初期の代表例で、当時の子供たちには強い印象を残した。

動画



8位:「がんばれ!!ロボコン」(1974年)

漫画家石ノ森章太郎の作品。1974年10月から2年半にわたってテレビで放映された。漫画作品はテレビ放映に合わせて「少年サンデー」などに連載された。

ロボコンは、不屈のロボ根性で人の役に立とうと奮闘するが、良かれと思ったことが裏目に出て失敗ばかり。いつも周囲に迷惑をかけてしまう。でも、その頑張る姿に子どもたちは親近感を覚え、友達として受け入れた。

さらに、ロボコンの感情を目の動きで巧みに表現したことや、ガンツ先生をはじめ個性的なロボットたちの存在も人気の呼び水となった。

石ノ森のロボット漫画にはこのほか、「ロボット7」(1965年~1967年)や「ロボット刑事」(1973年)などがある。ベテラン刑事がロボットと組んで難事件を解決する「ロボット刑事」は、ハリウッド映画「ロボコップ」に影響を与えた。

動画

<オープニング>



9位:「鋼鉄ジーグ」(1975年)

奇想天外な発想で数々の人気キャラクターを生み出した漫画家、永井豪さんの伝説のロボットアニメ。

もともと、日本の古代史をモチーフにしたロボット漫画。1975年(昭和50年)にテレビアニメ化(テレビ朝日系)された。

サイボーグの主人公が磁石によって合体しロボットになる仕組みが話題を呼んで大ヒットした。玩具のロボットも初回版が180万個と売れまくった。

永井豪

永井豪氏は1965年(昭和40年)、故石ノ森章太郎さんのアシスタントとなり、1967年(昭和42年)に「目明しポリ吉」でデビュー。斬新、かつ読者の予想を裏切るストーリーを展開し早くから注目された。団塊世代を中心に“豪ちゃん”と絶大な人気を集めた。

悪魔という新しいヒーロー像を提示した「デビルマン」や、「マジンガーZ」に始まる搭乗型ロボットシリーズ、強い女性キャラクターの先駆けになった「キューティーハニー」など想像性豊かな漫画を世に送り出した。影響を受けていない漫画家はいないといわれるほどだ。

動画

<オープニング曲>



10位:「Dr.スランプ」(1981年)

1980年代に大ブームを巻き起こした。 SF調のギャグ作品。主人公は、Drスランプこと則巻(のりまき)博士が制作したロボット少女「アラレちゃん」かわいい顔に似合わず?恐るべき怪力の持ち主で、空も飛ぶ。いわば「鉄腕アトム」の女の子版だ。

ロボット少女「アラレちゃん」は自由人

もっとも、アラレちゃんはアトムとは違って正義のために働くつもりなどなく、楽しく遊ぶことを第一に考えて生活している自由人。 その特異なキャラクターが、舞台となるペンギン村に次々と珍騒動を巻き起こす。

原作漫画が瞬く間に大評判

原作は鳥山明氏の漫画。1980年1月から「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まるや、瞬く間に大評判となり、単行本の総売り上げが3000万部を超える記録的ヒット作となった。

視聴率39・7%

翌1981年4月からスタートしたフジテレビのアニメも大人気を博した。 放送2回目にして早くも視聴率が20%の壁を突破。さらに約3か月後には30%の大台もクリア。 その後も視聴率は上昇し続け、1982年1月には39・7%をマーク。高視聴率は1985年2月に終了するまで続いた。

キャラクター商品が700種類以上

その大人気を背景にアラレちゃんのキャラクター商品が700種類以上も発売された。それまでアニメのキャラクター商品の数でトップだった「ドラえもん」(テレビ朝日)の約300種類を軽く突破。アラレちゃんは子供のみならず、大人にまで愛されたため、キャラクター商品には香水やセカンドバッグ、こたつ板まであった。

1997年秋にリメイク

1997年秋には、11年7か月ぶりにリメイクしてテレビに復活した。

動画

<オープニング曲>



ロボットアニメの歴史

ロボットアニメの歴史を振り返る。

1970年代にブーム

操縦者が乗り込む形態が画期的だった「マジンガーZ」が有名だ。

三体が合体して戦う「ゲッターロボ」も人気を集めた。

1970年代半ばに大きく盛り上がった。

1976年には8本ものロボットアニメの新番組が始まった。

1980年代

ガンダム

1980年代前半には「ガンダム」ブームが起きた。

科学考証に凝り、戦争や政治、人間ドラマを克明に描く作品が数多く作られた。

視聴者層は中高生や青年層に広がった。1983年の新番組は十一本を数えた。

しかし、その後は低迷期に入った。

1990年代の不振

「エヴァンゲリオン」ブーム後も、ロボット熱はあまり盛り返すことがなかった。

「ガンダム」などのヒットを生み、1977年から続いてきたテレビ朝日系のロボットアニメシリーズが1998年2月、視聴率の不振で「勇者王ガオガイガー」を最後に終了した。

「王道」が消えたことで、ロボットの不人気を印象づけた。

「ガンダム」の主人公は、ロボットアニメで初めて、思春期の屈折した内面を持つ少年だった。

そして結果的に、中高生から青年層に爆発的にうけた。「ガンダム」以来の大ブームとなった「エヴァンゲリオン」は、同じ構造を意図的に採り入れている。